東京湾の胴付きショウサイフグ 長浦・こなや丸

 はじめてのフグ釣り
こなや丸HP:http://www.konayamaru.com/
 いつも楽しい釣行をありがとうですm(_ _)m
今日は久々に釣り仲間の櫻井さん夫婦と釣行です。いつも仲の良いご夫婦で、私の楽しい釣行をいつもバックアップして下さいます。
「何釣りに行こうか?」→「何でもいいですよ!」→「外海は時化たら妻が…」→「じゃあ、湾内とかで」→「かまちゃん、フグは興味ない?」→「じゃ、フグでいいですよ」ってなメールのやりとりの末、初めてのショウサイフグ釣りに決定しました。しかし、竿もなければ仕掛けもわからない。胴付きなの?カットウなの?やったこともないしチンプンカンプンです。はて?はて?何を用意すればいいんだ???…で、全部櫻井さんに用意してもらって、久々に超初心者手ぶら釣行となりました。仕掛けまで自作してもらい、本当にお世話になりました。いやいや、殿様釣行です。
 
行ってきたのは長浦のこなや丸さん。国道16号線沿いに船宿があり、ここで番号札を取って船着き場に向かいます。6時半に船着き場に行けばいいとのことなので、船宿でのんびりお茶をご馳走になり、今日の釣り談義に花が咲き、とりあえず最近の厳しい釣果を考え5匹も釣れればまずはクリアと目標設定です。あわよくばツ抜けと少々欲もかいてワクワク談義です。ちなみに先週も釣行しているお二人、「状況は厳しい!」と櫻井さん。はたしてどうなることやら。
私が今回お借りしたのは皮剥竿。仕掛けは船宿オリジナルに針を1本増やした櫻井さん自作の4本針胴付き仕掛け。オモリは20号です。餌は船宿支給の甘エビ。間違って食べてはいけませんよ(爆)出船前に水を出してくれるので、これで溶かしてポイントに着くまでに剥いてしまいます。身を3等分ほどにして使用します。針には1度通してもう一度針先を身に隠すように付けて下さいとレクチャーがありました。
 最初の一流しで目標クリア☆
ポイントは大貫沖です。航程約1時間、すでに大船団ができていました。ポイントに到着後すぐに投入です。だいたいの感じは櫻井さんにアドバイスをして頂き、あとは水族館で勉強しているフグの動きをイメージして(何とも素人チックな…)実釣開始です。
開始早々、櫻井さん夫婦にはアタリがでて、二人とも難なく本命ゲットです。船中どこかしこで当たっているようですが、どんなアタリが出るのかもわからない私はしばらく沈黙。。。張らずゆるめず?ききあげ?オモリは付けたまま?ちょっとたるませる?いろいろ試して、「コココン」と魚信♪これか?と迷うことなくすかさずシャープにアワセを決めて、竿先に重量感♪♪かけてワクワク、巻いてドキドキ♪(かける楽しみがある釣りですね。巻いているときに針を飲まれているとさよならしちゃうので、手元にくるまでドキドキします)初めてのショウサイフグにうっとり(頭の中は食べることばかり)です。最初の流しは絶好調で、「え、こんなに釣れちゃうの?」といった感じ。1匹釣って感じをつかんだ私も、あっという間に6匹で1流し目でニコニコです。
 千恵美さんの良型★このサイズが出れば満足ですね
2流し目も魚の活性はさほど悪くないようで、ポツリポツリと釣れてきます。このままいけば、「てっちり→てっさ→唐揚げ」とフルコースが可能になります。よ〜し、頑張るぞ〜〜〜。でもまあ、世の中そんなに甘くないんですね。この後は急に食いも渋くなってきてしまったのです。しいて言えば、最初の30分は私のような初心者向けコースで、午前中は中級者向け潮速&食い渋りコース、午後に至っては上級者向けフグにオチョクられまくりパターンといったところ。フグの気配は感じますが、いっこうに針かかりしない時を刻んでいくことになります。
 なぜでしょう?いつも目をつぶります(笑)
食いが悪いとかなり難しい釣りです。朝の好食いのおかげでコツだけはつかんだ私も、フグ釣りを極めるべく真剣に挑んでみました。反面、朝は冷たかった風もだいぶ凪いできて、昼頃には春のポカポカ陽気です。息抜きも必要なので、カップラーメンをすすったり、お茶飲んだり…今日も楽しい休日です。
渋い中にもいろいろ試して「よし11匹」「よし13匹」「よ〜し14匹」とポツポツながら拾っていきます。実は櫻井さんと一進一退の釣果。10匹を過ぎた頃からいつのまにか静かな数釣りバトルが開幕です。一時はリードされ、やはり師匠には敵わないかと思いながら、また逆転♪私が引き離した15匹目と16匹目の2匹が大きかったですかね?終了30分前には私が17匹目をゲットし、櫻井さんは15匹。「この流しであがります」の船長の声。櫻井さん、見事に16匹目をゲット。…この釣り、多分一人で行くより仲間で行った方が面白いですね。こうやって、数を競う楽しみがありますよ!
そして、千恵美さんの針の餌が4つのうち3つ綺麗に取られた最後のフグの活性を尻目に納竿の船長挨拶。「じゃ、このへんであがりましょう」
初フグ釣果、師匠の16匹を1匹クリアし、ビギナーズラックで17匹でした。聞けば、なんと竿頭!13人もなんだか玄人っぽい釣り人の多い中、我ながら健闘してきました。勝因は運ですね(笑)
 だんだんと樽に収まっていくのが楽しいです
初めてのフグ釣りでしたが、率直に楽しい釣りですね。アタリをとってかけるプロセスと手元にくるまでの緊張感、そのへんが釣り自体の面白いところのようです。1度だけダブルもありましたが、2匹かかってくるとなかなかの重みに、「何が食ったんだ?」と首をかしげるほどです。フグといえば、やはり、「釣る」よりも「食べる」なんですが…美味しくないわけがなく、初めてのフグの釣果に奥方も「フグの毒で一家心中だね」と冗談をカマしながら鍋をつつきました。