メゴチ餌のマゴチ〜羽田・かみや〜

今回はいろいろとアドバイスを受けてきたので、マゴチ初心者の私なりに、「初めてのマゴチ釣り」をしっかりとレポートしたいと思います。
逐一、質問に対応してくださった、土田キャプテン&江田君、Special Thanks!
●今回の釣行について
 初ゲットのマ〜ゴン
初めてのマゴチ釣りに挑戦してきました。今回のレポートは5月15日発売のつり情報のTRCにも掲載予定ですので、そちらもお楽しみに♪また、5月1日発売号にはすでに出船が終了してしまっていますが、オニカサゴ釣行のレポートが掲載されます。こちらも是非ご覧下さい。
さて、マゴチ釣り!一見難しい釣りのようにも思えますが、単に釣り人を「おちょくる」ような行動をマゴチ君がしてくれるだけで、基本をしっかり押さえてしまえば決して難しい釣りではないようです。船中全員にアタリは出ましたし、竿頭の方は8打数4安打と8回もアタリを出しています。かくゆう私は4打数2安打。結果的には2回のアタリをモノにできませんでしたが、その悔しさが次の釣行につながる有意義な釣行でした。
●今回の船宿さんについて
 看板が出てるのでわかりやすいですね
お馴染み羽田の「かみや」さんから釣行しました。私の知っている限りで、現在他に、「ミナミ」、「吉久」、「新明丸」、「濱生丸」それからもうじき「深川・吉野屋」さんからの出船が可能です。横浜の船は、サイマキ餌になります。
今回、私が「かみや」さんをチョイスしたのは、初めてなのでいろいろとアドバイスを受けたかったことから、信頼できる土田キャプテンの船に決めました。また、ここには凄腕HD「江田君」なる上乗りさんがいるので、彼が乗ってくれれば勉強になるなぁと思った次第です。
 凛々しい船長の後ろ姿…
 …人は背中じゃわからない!
こちらが土田キャプテンです♪顔が緩いです、ハイ。まあ、「ぷらり」制作のかみやオリジナル太刀魚トレーナーを着用しているので、背中から見ると凛々しいのが救いです(笑)
マゴチ船は7時半出船なのでのんびりです。船宿と桟橋は少々離れていますので、船で簡単に準備したら船宿に行って乗船料の支払いを済ませます。番台でおかみさんがお待ちしています。メゴチ釣り&マゴチ釣り用の仕掛けは販売しています。天秤、オモリの貸し出しも船で対応してくれます。メゴチ釣りのアオイソメ餌は船代に付いています。氷は桟橋で販売しており、セルフサービスですよ。ついでに受付で私の作ったオリジナルTシャツでも見てきてくださいね♪
●仕掛け
 船宿でも販売してて、これでも十分!
マゴチの仕掛けは、ハリス4〜6号の1.5〜1.8mだそうです。基本は5号の1.5mとしておきましょう。大物も多いので4号ではハリスを切られやすいようですし、実際太さはあまり関係ないようで、6号でもガッツリ食ってくるようです。私は今回5号を1.5mで使用しました。
針は各自好みもあるようですが、私は「チヌ6号」、「伊勢尼13号」を使用しました。このへんがやはりベストのようで、あとは「丸セイゴ16号」あたりで良いようです。チヌ針は軽いですし、個人的には好きな針ですが、金髪船長のお薦めは伊勢尼のようです。全般的に丸セイゴを使っている人も多いようデス。
片天秤にオモリ15号を使用しましたが、鋳込み天秤のほうがなんかかっちょいい気がしますよね。私は今回船に常備してあるモノをお借りしましたが、天秤は好みだと思います。
タックルについては実釣報告のなかでお話しします。
●メゴチ釣り
 
餌のメゴチ釣りの仕掛けは、安いモノを買ってきたり、船で売っているモノで十分ですが、こちらはオモリ25〜30号くらいの片天秤を使用します(船を止めて釣るので、潮が速いと流されます)。餌のアオイソメはタラシを短くして、写真のような感じで良いそうです。
あれば3本くらいの竿を出して、置き竿と手持ちで対応します。置き竿にしておくときは、竿が落ちていかないように注意しましょう!くれぐれも…
 今は無きタックルと江田君
だいたい一人10匹も釣れれば一日十分なようです。今回はメゴチ釣りに45分くらい要しました。尾の青いメゴチやカミナリハゼ(江田君は「パックンチョ」と言っていた)などが釣れたらしめたモノ。特餌のようです。合間に結構シロギスも釣れてきました。
 釣れたメゴチはバケツで活かしておきます
ん〜、やはりというか、土田キャプテンのメゴチ釣りは見事の一言でした。脱帽!
●マゴチ実釣
 私の初マゴチ♪
<タックル>
まずタックルについて話したいと思います。リールについてはドラグ性能さえしっかりしていれば、どんなのでも大丈夫だと思います。小型の両軸かスピニングですね。置き竿にするものは両軸のほうが扱いやすいとおもいます。ラインはなるべく、PE1.5号以上くらいがいいと思います。水深も浅いですし、無闇に細いラインは必要ない上に、思いのほか引き込みが強いので、ラインに傷でも付いていたら高切れでアウトです!実際に当日もPEの高切れで大物を逃した方がいました。私のお薦めはPE2号です。船長のリールにはラージ糸が巻かれていました。
ロッドについては自分の持っているタックルで使えそうなモノをあれこれと持ち込みましたが、個人的には6フィートくらいのやや短めの竿が使いやすいなという結論に達しました。キス竿やライトジギングの竿、あるいは最近発売されているライトタックル用の軟調子の竿がベストだと思います。私は個人的にキス竿のような先調子気味の竿よりも、やや先調子で魚がかかったらしっかりと胴に乗るような竿がいいなと感じました。しっかりした長めのメバル竿も持ち込みましたが、短竿と併用すると非常に使いにくいことがわかった反面、波風の強いときなどはこの手の竿の方が食い込みを促せるので良いようです。竿を2本出すときなどは、同じような竿&リールをセットするのがいいかと思います。
私は今回「ティムコ アクアプロジェクトタチウオ 65L」を使用し、この竿は向いているなと感じました(タチウオとというネーミングがされているジギングタックルですが、どちらかというとキス竿に近い調子の餌釣り向きの竿だと思います)。
<実釣>
ここまで長々とあ〜だこ〜だ書いて来ましたが…
当日は天気にも恵まれ、8人ほどのお客さんを乗せて出航しました。まずは中ノ瀬でメゴチ釣りをし、順調に餌は確保。しばらく走った海ホ周りから、スタートしました。この日は前半は海ホ周り、後半は大貫沖を攻めましたが、どの船も同じようなところを流していました。
開始早々江田君が1本ゲットし、しばらくして私にもアタリが到来♪うまいこと初マゴチをゲットしました。実はこの1本、不思議な釣れ方をしました。アタリ取りからリーリングまでは手持ちの竿で行ったのですが、実際にあがってきたら置き竿の針に食いついていたという…手持ちの竿の仕掛けが置き竿の仕掛けを引っかけてあがってきて、魚は置き竿の仕掛けにかかっている…ん〜、ちょっと不満!
その後、すぐに2本目をゲット♪こちらは53センチの良型でした。
潮止まりをのんびり過ごし、午後には2回アタリが訪れましたが、1回目は早アワセでパ〜・・・置き竿に当たったのですが、手持ちが短竿で置き竿のメバル竿への対応をしくじりました。ヘタッピなアワセをくれてしまい、かなり後悔!置き竿も手持ち竿も同じような竿をセットしておけば良かったと思いました。長めの軟調な竿はしっかり食い込ませて、竿先がどど〜んと入るまで待っていいようです。次回への反省その1です。2回目はしゃぶしゃぶされてさようなら・・・小刻みなアタリが続いていつの間にかいなくなってしまいました。こういうアタリが難しいそうです。これは仕方ないなと思いましたが、上手になればこういうアタリもモノにできるのかもしれません。少々修行が必要です。
結局4打数2安打と、満足しながらも初挑戦は課題の残る内容となりました。総評としては、近場で気軽に大物のファイトを楽しめるという点で、最高のターゲットだと実感しました。これまで、なんでやってこなかったのかが不思議なくらいの釣りでした。
今回は入門編ですので、次回反省編でマゴチに挑みたいとおもっとります。
マゴチに行ってみたい方に今回のアップが参考になれば幸いです(~~)/