島をぷらり

 takenoko (yaeyama-soba shop)
いたるところにシーサーがいる。屋根の上、門の上、生け垣の上、食堂の入口。スタンダードなシーサーがいたかと思えば、いたずらに面白いシーサーもいる。
「さっきのシーサーは怒ってたけど、今度のシーサーは笑ってたね」とチビ。そういえば腕枕で寝ている奴もいたっけか。シーサーを見てまわるだけでも、いと楽し。
 painujima (sima-cafe)
とにかく暑い。毎日がとても暑かった。
「アイスが乗っているかき氷があるんだよ」とチビに教えると、ひたすらにそれを楽しみにしていたようだ。暑さを感じる度に、そのまだ見ぬ「夢のかき氷」をせがんだ。
台風3号が竹富島の脇の下を通過した翌日。その店、「ぱいぬ島」を訪れた。
「マンゴーかき氷のソフトのせ」が登場したとき…家族皆、目がまん丸。そしてチビの目は煌々と輝いた。氷から食べるか、いや、ソフトから食べるか?悩みつつもせっせとスプーンを口に運ぶ。「ソフトと氷を混ぜて食べたら美味しいんじゃない?」そう私が言っても、耳には入らぬらしく、がむしゃらに食べていたのが笑える。
きめの細かい氷に、凍らせたマンゴーが1つ。その上に大きなソフトクリーム。まさに子供の至福が、その氷皿の上いっぱいに積み上げられていた。
painujima (sima-cafe)
味をしめた我々は、当然ながら島を出る前に再び「ぱいぬ島」に行ってしまった。
これもまた次に訪れるときの楽しみの1つである。