花とシーサーがあるだけで…

 taketomi-island
ありきたりだが、南国といえばなんといってもハイビスカスだろう。赤もあれば黄色もあって、そこかしこに咲いて南国ムードをもり立ててくれている。やっぱり真っ赤なのが一番好き。
ハイビスカスばかりではない。忘れてならないのがブーゲンビリア。ほとんどの民宿の生け垣を飾っているのがこの花。よく見れば葉が花に化けたような不思議な花である。
私は気分転換にこの花の絵を描いた。絵を描くと、そのものの細かいところまでが見えてくるから不思議である。写真を撮るときには気づかないおしべやめしべ、花びらの作り、ガクまで。幼少の頃から絵を描くのが好きで、何かを見ながら絵を描いていると落ち着いた気持ちになる。決して上手ではない私のスケッチも、八重山の青空の下に置くと何だか上手に見えたのがおもしろい。自然ってのは雄大で寛大である。
 kohamasou
小浜荘のシーサーはなかなか個性的である。屋根の上にはもちろんのこと、石塀の上にもふんぞり返っていた。今にも噛みついてきそうなシーサー。これを見て秋田のなまはげを思い出すのは私だけか?