東京湾のビシアジ 久里浜港・鈴福丸


ホームページもなければ、釣果を掲載する新聞もない。気づけば、まともに「ビシアジ」釣りなるモノをやったことがなかった私!気になったのでこの船に乗ってみることにしました。…久里浜港の鈴福丸です。
 
ビシは船宿で借りました。仕掛けも販売しているモノを使用。「素人さんなら2本針かな」と受付の際におかみさんが言うので、迷わず2本針仕掛けを購入しました。
左舷5人、右舷5人。私を除けば、平均年齢は60くらいか?若い人は船長ただ一人。少々圧倒されました(笑)となりのおじ様もこっちの隣のおじ様もとても気さくな方で安心しました。
 
ここのところ模様が良かったのですが、最近にしては少々渋い日に当たったようです。まあ、私はえてしてそんな日に当たりやすいモノですので何とも思いません。
最初のポイントは久里浜沖。1投目からアタリも出し、良型のマアジ(最大36センチでした)に太いマサバと顔を出し、ご機嫌の滑り出しでした。タモを使わずにお決まりのポチャリもやりました。このサイズですと全部タモで掬わないとダメみたいです。とにかくでっかいです。1投1投が私にとっては新鮮でしたし、いろいろと勉強してきました。
コマセを使う釣りはほとんどやったことがないので、①手返しよくいかに快適に釣りをするか、②取り込みを上手にできるか、③上手に棚取りとコマセワークができるか…このへんが今回自分で課題にしていったところです。
しばらく流して大きく下浦沖へ移動。朝一の好調とは裏腹に昼ぐらいまでパッとすることなく時間が過ぎていきました。
頑張って釣り続けていると後半ポツポツとアタリが出るようになり、やり慣れた方々はポンポンとでっかいアジをあげております。クーラーを一杯にした人も!私はマイペースに手返し良くやって大好きなマサバ混じりでポツリポツリ。ま、ポツリポツリとはいえ、初めてなので自分的には合格な感じで竿を納めました。
一日の〜んびりといい陽気で釣りが楽しめたので満足して帰宅です。

朝一に釣れた太いマサバ(マサバは3本くらいであとはゴマサバでした)と一番大きかったマアジのお刺身を堪能。アジはもう一晩寝かせてやったほうが旨みが出るのでしょうが、いい歯ごたえを楽しめました。鯖刺が美味しかったのは言うまでもありません。
さて、今回の釣行。大収穫がありました。「じゃ、この投入で終わりにしま〜す」と船長がアナウンス。と、操舵室から出てきて私を見るなり、、、
「お客さん、いつもどこの船でビシアジやってんの?」
私「あ、いえ、初めてなんです、ビシアジやるの!楽しかったです」
「お客さん、一日頑張って釣ってくれてたから、あとでビシアジ釣りの大事なこと教えてあげっから、しっかり覚えて帰ってね」
私「ハイ、ありがとうございます」
って、ことでいくつかのイロハを教えてくださいました。まさに眉唾です!!折角教えてくれたので、内容は秘密です。船長がそんな声をかけてくださったこと、しかも、釣りの最初ではなく私の釣っている姿を見た上であえて最後にアドバイスしてくださったこと。これが、私にとってはすごく、嬉しかったです。
さて、私の釣果ですが、秘密です。船宿さんも数は出してないですしね。クーラー満タンの人もいるんだから、次はもうちょっと釣ってね♪って感じです。数がどうこうではなく、自分の世界に入って一日のんびり楽しめる船宿さんでした。久里浜でビシアジをやるときはまた鈴福丸さんに行ってみようと思います。というか、近いうちもう1回行こうと思いますので、一緒に行きたい人がいましたら声をおかけ下さい。