ライト根魚 〜誘い①〜

 小突いて釣った釣果(椿丸にて)
オニカサゴの誘い。モノの本などでのセオリーでは、「50〜1m底を切って待ち、たまに誘ってききあげる」って感じ。それで、十分釣れる。
でも仕掛けの長さや太さによっても、底からどれくらいオモリを切ればいいかということも変わってくるし、船の揺れが大きいか小さいか、釣り座はミヨシかトモか…釣り人の持つ因子でも変わってくることは確か。反面、潮が効いていて、魚にやる気があれば、何でも釣れてきちゃうこともある。
以前、私は底を小突いてオニカサゴを釣るスタイルを試してきた。細めの仕掛けで、先針のハリスを長めに取り、餌は小さめ。先針の餌を海底で吹かせて、枝針の餌を底で細かく誘うというもの。これで上の写真の釣果を出したし、小田原の坂口丸では45㎝を頭にカンコ混じりの納得釣果を記録したりもした。
しかし、底を叩くこのスタイル!敬遠する船長もいる。実際、某船長に「その下品な誘いはやめてくれ」と言われたこともある(笑)
また、混雑した船内では、周囲の釣り人が底を切りっぱなしにしているのに、自分だけ小突き気味でいるとオマツリが頻発することもわかった。
私の釣りでは「何が良くて何がいけないということには、絶対はない!!いろいろ試して釣るからこそ釣りは楽しいし、釣れても釣れなくてもそれが次の釣りに繋がる」そんな思いがいつもある。
底を小突いてオニカサゴを釣っている私を見かけたら、「オマツリさせないでよね」と険悪な顔で声をかけてもらいたい。