一日

 ぼちぼちこいつの乗っこみ開始@柳瀬川
「生きてることが 辛いなら いっそ小さく死ねばいい」と、森山直太朗が歌って、物議を醸したのは最近のこと。でも、私は、この歌を初めて聞いたとき、物議を醸したその小さなところに、何も思うところはなかった。むしろ、素敵な歌だなと共感を覚えたくらいであった。
私が生きていて一番辛かったのは、23歳の頃。人生の岐路に立って、自分の選んだ道で苦節し、挫折したときだった。
でも、その経験があったからこそ、今、朗らかに生きていける自分があると思っている。今日もいろいろあったけど、今日の勉強や反省があって、明日の自分があるんだと思いながら呑んだ晩酌はまた一入だった(笑)
生きているといろんなストレスとか疲れとか、人生の老廃物が体の中に溜まっていくんだけど、私の場合、釣りに行けば吹き飛んでしまう。とりわけ、つり情報の取材などで船に乗ると、実際に竿を出している時間は少ないんだけど、いつも聞けないような話を船長や常連さんから聞き出せたり、たくさんの人との出会いがあって、言葉を交わしていくうちに、ずいぶん前から釣り仲間だったような気がして、なんだか幸せな気持ちになり、気が付くと、いや、気が付かないままに日常から産まれたストレスが、すっと体から抜けていったりする。
1ヶ月前、オニカサゴの取材で苦戦していた時、釣り仲間の佐藤さんが手助けして下さり、ホッと胸を撫で下ろしたことがあった。お世話になったお礼に、当日揚げたオニカサゴの写真をちょびっとだけ大きく伸ばして送ったら、「ありがとう」とメールを下さった。
今日は、ありがとうという言葉をかけてもらえただけで、幸せな気分になった。次は佐藤さんより大きいオニカサゴを釣らなくてはと、ライバル心を燃やすのであった。
さて、↑でも告知していた桜鯛Tシャツ。実物ができあがってきて、凄くデキがよくて、お〜!っと・・・あれ?
工場の方で、プリントの配色ミス。。。ということで、すべて作り直しとなったので、残念ながら4月4日頃の発売開始となります。楽しみにして下さっていた方もいたようでして、申し訳ありません。もうちっと、待ってやって下さい。今日は、これが一番辛かった・・・