日本さかな検定

 久々の受験。「受験」の響きは、高校入試以来か
…を23日に受験してきました。
たまたま新聞で、そんな検定があるということを知り、魚好きを自負しているからにはと、なんとなしに受けてみました。
日本さかな検定は一般社団法人(新しいからまだ仕分けされてないね)の日本さかな検定協会が実施する検定で、愛称を「ととけん」といいます。今年は第1回で、2級と3級が実施され、私は2級を受験しました。
3級は、「初めて出会う発見や感動を通して魚にもっと親しみたい方を対象とした初級レベル」。2級は、「魚好きにして通を自認する一般の方や漁業・流通・調理に携わる方で、もっと魚食文化の奥深さを身につけたい方を対象とした中級レベル」と実施要項にはありました。

当日は、15時から試験で、14時半頃に指定された東京海洋大学の教室に入ってビックリ。女性、女性、女性!!女性の受験者が、実に多いことにビックリしました。
「こんな試験、あんたの他に誰が受けんのかねぇ」と言っていた鬼嫁もビックリの女性の多さ。失礼ですがと、なぜ女性がこんなにも多いのか?と、隣の方に尋ねてみると、「料理教室を開いている人や、その類の講師とかが多くいるようで、スキルアップを目的にしていると思います」とまじめなお返事を頂戴した。ほ〜
問題は100問。制限時間は60分。1問あたり36秒で回答しなければいけません。
設問に対する回答は、4つの答えから選んでマークするマークシート方式。わからない問題は、鉛筆をコロコロ転がして、運で回答します。

「はじめて下さい」と、試験官。久々に緊迫した雰囲気を味わってきました。
問題は正確な文章ではない上に、言葉足らずですが、うる覚えながら・・・

正岡子規が松山鮨を振る舞って喜ばせた文豪は?
・青森や秋田で好まれる白身魚で、新鮮なものは身がコリコリとし、寝かせると旨味の増す魚は?
・北海道で捕れるししゃもの産地は?
・鹿児島の秋太郎と言えば?
・一番旨いとされるマグロのサクは、次のイラストのうちのどれ?
・磯の●●は口ばかり。●●に入る魚は?
福井県の越前ウニとは、何ウニ?
・青森の花見と言えば?
・石川県で捕れるズワイガニの雌の俗称は?
・アオメエソの捕獲漁法の図はどれ?
などなど
(記憶違いがあったら、ごめんなさい)
正解は、上から、夏目漱石、ソイ、鵡川芭蕉梶木、省略、カサゴ、バフンウニ、トゲグリガニとシャコ、香箱ガニ、省略。

・・・といったような設問で、その答えを四択から選ぶわけです。
例えば、四番目の秋太郎の四択は、すべて漢字で書かれており、正解は「芭蕉梶木」を選ぶわけです。ほっけが答えの四択も、魚へんに花の「ほっけ」が読めないと回答できないようになっていました。
「次の説明の中で間違っているものを選べ」「次の説明の中で正しいものを選べ」というような設問も多かったです。

すべて回答し終わったのは、開始から45分頃。その時点で、わからずに飛ばした問題に再チャレンジして、すべて終わったのが開始から55分。あっという間の1時間でした。

合否の送付は7月とのこと。70点以上で合格とのことだけど・・・。どうなんだろう?ちなみに、3級は60点以上。

残念だったのは、公式ガイドブックなる本があるんだけど、ここの中で紹介されている内容に絡んだ問題が実に多かったこと!
単にこのガイドブックを記憶してきただけの人でもそれなりにできたはずだ。
これじゃあ、教科書を丸暗記して挑む高校生の期末試験と変わらない。本当の目的は、ガイドブックの丸暗記ではないはず。まあ。ガイドブックの内容だけではすべてをカバーしきれないから、そうも言い切れないけど、もう少し「ドキドキ」するような、そして終わった後に調べて「へ〜」って思えるような問題が多かったら楽しかっただろうなと、個人的には思った次第です。
あとは、設問や4択の回答には、いささか???なものもあり、問題の完成レベルは、もう少し上げないといけないなと思いました。まあ、第1回だから、仕方ないかな。

あーだこーだ言いつつも、結構面白い検定でした。帰りの一杯&モツ焼きが、美味しかったです♪