チビ1号♂、船に乗るの巻

船で釣りがしたいと宣うチビ1号♂。なんでもタチウオが釣りたいと言っていたが、いかんせん奴にタチウオの乗合は厳しいだろうと、親心。
キスやLTアジなどといったありきたりなものでデビューさせるのも、なんだか安易で許さない私。・・・「!!」これだ「!!」
・・・ということで、勝山港は萬栄丸の午後カワハギに連れていきました♪目標はカワハギ5枚。
なんでカワハギにしたかというと、本命が釣れなくても、外道がモリモリ遊んでくれるだろうとふんだからである。
この選択が、思わぬ展開を生んで・・・・・
 たたいちゃったりしてます
航程3分。これが、ここのいいところ。一応、酔い止めは飲ませたけれど、ここならまず船酔いはしないはず。使ったのは、亡き対馬爺の形見の「わけのわからないショートロッド」で、フグ竿みたいな先調子の竿。餌付けは、もちろん私が行いました。
5歳児ということで、船べりと体のバランスも悪いので、踏み台を持参。これが、ちょうどいい感じで釣りにくさはなさそう。
んで、第1投。自宅のベランダで少々練習した「たたき釣り」で、開始早々アタリをキャッチ。初回ということで、片手を添えてやり、最初のアワセは私が決めてやりました。
んで、まぁ、ビックリ!最初から、本命のカワハギゲット。
 アワセもバッチリ決まって
このわけのわからない竿が、いい感じに働いてくれて、きっと爺が天国で見守ってくれていたんだと思うけど、2投目もカワハギゲット。。ここからは、餌付けのみのアシストで、チビ1号♂は独り立ち。たたき釣りでバシバシ釣っていきます。
あの〜、カワハギ釣りは、基本的に、そんなに、簡単じゃ、ないんですよ!ボク
 え〜!W掛けかよぉ
調子に乗ったチビ1号♂は、W掛けも披露。当日お世話になった岩崎(兄)船長も苦笑いとともに、「すげ〜じゃん」って声を掛けてくれた。おまけに向かいに陣取る新盛丸の船長も「よく釣るね〜」と無線で感嘆の声をあげてくれた。そう、あっという間にツ抜けしちゃったんです。まさに、想定外。
期待していたベラやらネンブツダイやらトラギスやらは、ほとんど顔を見せず。掛かればカワハギ。。23枚釣ったところで、「疲れた!」と言い放ち、メロンパンを頬張り出す。結局、24枚釣って、船中9名中のアベレージスコアをたたきやがった。船中釣果は、8〜39だから、きっと8枚とか10枚とかしか釣れなかった人は、「24枚〜♪24枚〜♪」と声高らかに船着き場を後にした奴の後ろ姿が憎かったに違いない。
 こんな写真が撮りたかったらしい
「釣れすぎるし、引きも大したことないし・・・」
奴の武勇伝を風呂で聞かされている私の今期最高の釣果は20枚である。落胆。。。

何はともあれ、こうして、チビ1号♂の船釣りデビューは滞りなく終了。私の気持ちは微妙である。

後日、萬栄丸の釣果情報を覗くと・・・
「午後カワハギ 15〜24cm 8〜39枚。勝山沖 15〜30m
サイズ中、小でしたが活発にエサ追い、16:00頃まではほぼ入れ食い状態。
5歳の子供さんも24枚と将来有望。
竿頭・市原市・黒川様。
船頭・岩崎(直一)。」
・・・と、あった。
「将来有望」かぁ。親としては、将来はどうでもいいから、その前に、今の悪ガキぶりを、少々解消して欲しい。