これから

 3月31日、柳瀬川にて 〜サクラ、開花〜

3月11日の大地震から20日以上が経ちました。その時、私は、チビ1号♂と学校の宿題をこなし、「よ〜し!終わったら、黒目川に釣りに行くぞ」と2人で意気込んでいたところでした。地鳴りがし、家は大きく揺れ、これはただものではないと思い、なるべく安全な場所で息子を包み、かがみこんだことを覚えています。
2度目の揺れには、またか!と冷静になれましたが、日没まで近所の公園に避難していました。
その後も携帯電話の緊急地震速報に怯えながら、もしものために趣味のキャンプ道具を車に積み込んで、備えたりもしました。
それからが、大変でした。身近なところからいけば、職場は、混乱。大きく見れば、日本は、大混乱。あとは、皆さんと同じかと…。


我が家は、完全節電モードです。余計な電気は一切点けさせません。電灯もワンランク暗めで生活(これには、みんな慣れて、明るいとまぶしく感じるようになりました)。無駄使いしないことの大切さを子供に教えるにもいい機会となりました。チビ1号♂も、節電を楽しんでいるような向きがあります。子供は、それでいいと思いました。


宮城に住む、友人とも電話で3回ほど話をしました。胸が詰まる話も多かったですが、彼も前を向いて活動しており、かえって活力をもらいました。


3月31日。我が家の近くを流れる柳瀬川の桜が、花開きました。
3月の間は、何かとドタバタとしていて、落ち着いて物事を考える時間など、あまりなかったように思います。
振り返ると、地震で倒れた釣り竿を眺め、「あ〜、もうこいつらの出番はないのかもしれない」そんな風に思ったこともありました。
開いた桜を眺め、これからのことを考えてみました。
私は、微力ながら釣りの世界に身を投じて、これまで生きてきました。釣り船の船長やおかみさんに中乗りさん、アトリエぷらりのお客様、隔週刊つり情報誌のスタッフの方々、TICA-JAPANの開発担当の方々、ぷらりを支えてきてくれた工場や営業のスタッフの方々、そして、釣り仲間と船上で出会った釣り人の皆さん。たくさんの人に支えられて生きてきました。
だから、また、改めて、その人たちのお世話になって、生きていこうと思います。胸を張って
そして、また、新たなことにもチャレンジすることにしました。頑張らなくちゃ


チビ1号♂の春休みが終わり次第、沖釣りを再開します。
ということで、このブログも次回から「ユルく」なりますので、ヨロシクです。
あっ!震災前に作っておいたオニカサゴの仕掛けと買っておいたマルイカのスッテ、どこにやったっけ!?
次回のつり情報は、4月15日の発売です。4月1日発売分は、休刊となりました。