乗っ込み近し!!

 きた〜〜〜〜!!!!
川の瀬の脇に小さな淀みがあって、そこはいつも魚のたまり場になっている。
恐らく、冬の間は、ビオトープで温められた水が流れ落ちてきて、本流よりも若干水温の高い水が溜まっているよう。だから、魚たちのお休み場ということになる。
この淀みは、とても人目につくところにあるんだけど、そこを眺めていく人は意外と少なくて、私がのぞいていると、
「おや、こんなところにねぇ」と、おじさんやおばさんが半ば驚いて通り過ぎていく場所だ。

ついさっき、仕事の帰り道にのぞいてみたら、凄いことになっていた。
お腹をパンパンに膨らませた鯉が、ひしめき合って、もうすぐ始まる産卵を前にのんびりとくつろいでいた。乗っ込み近しだ。
居着きの鯉とは、尾びれの形や体型、体色が似て非なる野鯉たち。メーター超えは見当たらなかったが、恐らく90センチはあるヤツは2匹見て取れた。80センチアップはやはり2匹ほど。あとは50〜70センチが大半といったところ。後者は、私のターゲットではない。

昨年は、震災のほんの1時間ばかり前まで鯉と戯れていたことを覚えているが、あの日はビッグサイズには出会えなかった。
今年こそ、90センチアップをこの手にと願い… 今年もパン鯉に熱中したいと思います。