初めての魚は定番調理

初めて食べる魚は、大抵定番の料理でその食味を確認するのが私の常である。今回は自分の釣った魚ではなく「人が釣った魚をもらった人からおすそ分けしていただいた魚」であります(とある釣人→nobu君→私)。自分で捌いて食べるのは初めての魚「メヌケ」の登場です。お味はいかに・・・

大きさは2キロちょっとといったところでしょうか。まずは解体ですが、非常に捌きやすい魚でした。身は水分や脂肪分が多いのか柔らかかったですね。
●刺身

まずは上片身を刺身にしてみました。湯引きや焼霜もと思ったのですが、潮汁で皮面の旨さは堪能しようと思い、皮を引いて平造りと削ぎ切りでいただきました。やや大味ですが、2日寝かしてある魚体ですので、甘みもあって食感もよかったです。
●煮付け

今日は・・・今日は非常にいい塩梅に煮付けることができました。いつも調味料を目分量でやっているのでたまに失敗します。この手の魚の場合は、酒:1、みりん:1、しょうゆ0.8、砂糖0.5、水0.5といった感じで煮ます。魚によって調合を変えますが、今日のは本当にいい塩梅でした♪結論から言うと、メヌケは煮つけが一番旨い気がしました。カマや頭の周りの身は、カサゴなどと同様にとてもしっかりしていて、身とはまた違った食感が楽しめます。
●潮汁

昆布を水から煮出し、沸騰したところで昆布を取り出して沢山の鰹節を入れて1分したら濾す・・・私の一番出汁の取り方はこんな感じです。出汁をとったら、それに酒・みりん少々、塩少々、醤油少々を入れ、味見をしながら塩と醤油で味を調えます。30分ほど塩をして置いておいたアラを熱湯で洗い、出汁にいれて煮ます。あくを取り、身の旨みが汁に出た頃にやはり熱湯で洗った身と皮を入れ、これに火が通ったら完成です。久々に潮汁を作りましたが、メヌケは脂肪分も多く、ヒレの付け根や骨身、腹身に抜群の旨さとトロプルな食感があり大変楽しめました。うまい!!!